2010年10月19日

『記号と再帰』

しばらく前に、田中久美子著『記号と再帰』(東京大学出版会)の英語版、Semiotics of Programmingの感想を書きました。で、その(というと英語版を指してしまいそうだけれど日本語版のほうの)『記号と再帰』が、第19回大川出版を受賞! と東大出版会のtwitterにありました。

おめでとうございます。
posted by いんぷうしゃあ at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント・渉外等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月13日

著作権に関係する問題

posted by いんぷうしゃあ at 13:23| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月12日

GCOE研究会と日本図書館情報学会

北大情報科学研究科のGCOE若手シンポ、つづいて日本図書館情報学会研究大会に参加してきた。北大のGCOEはデバイス、ハードからソフトな応用までをつなぐ編成で、ひとわたりポスターと予稿を読み、新しい耳情報が色々。

データストリームの処理について、最近、ものの見方の観点から感心があり、関連するポスターを聞き、予稿を読む。少し、全体の配置とアプローチがわかってきた。

無意味に手足をしばった研究がある。偶然の雑音を取り払い本質を取り出すためという意図なのだろうが、最初からそのような思い込みで存在そのものを全面的に取りこぼしてしまうのは残念。

北大のキャンパスはなかなかよい。

図書館情報学会では、おもしろい発表がいくつか。調査などかたちがまとまっているものも多くなってきている。

ただ、全体に内輪向け的な発表が多く、論の組み立てに借景と甘い部分が多いのが残念。誰に向けて話すのか。ウケ狙い的な側面のある発表が内向きに緊張感を欠く場合、フラストレーションがたまる。外に向けて話すこと。第一世代の少なからぬ人がやはりえらいのはかなりの部分この経験による。今回の発表の多くは、もっともっとよくなるはず。

質問は、発表を「研究」とみなした上でやろう。

U野先生の発表は、「えー」が5回だけ。ずいぶんすっきりした。
posted by いんぷうしゃあ at 11:55| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント・渉外等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月08日

言語と言語表現

「自然言語処理」という言葉は「言語」という言葉の曖昧性がゆえに、誤解を招く。

一方で、「言語」というと、とりわけ「言語」に何らかのかたちで関わる研究をしている人たちにとっては、「日本語」とか「スワヒリ語」といった個別言語の体系あるいはその背景にあると想定される有限の語彙と文法規則に代表される規則などが強く想定される(それは認知や脳へ行く)。

他方で、自然言語処理は、およそ「処理」である以上、そのような意味での言語をいささかも対象とするものではない。処理の対象となりうるのは、生成の場合も含めて、あくまで表現された限りでの言葉である。

ここでは、本来、言語は、言語表現を操作するために必要な限りにおいて導入されざるをえないこともなくはないだろう補助的な概念であり、その逆ではない。ところが、少なからぬ場合に、言語表現・コーパスは、言語を描き出すためのデータであるというかたちで、その関係があたかも逆であるかのように捉えられている。

まるで、例えばAさんが語った言葉をAさんの言葉として聞くのではなく、「日本語」として聞くことが可能であるかのような、倒錯。

もちろん、およそ処理が普遍化ではなく一般化に向かうものである以上、言語の方向へ向けた抽象化は、避けがたいだけでなく、必要でもある。
posted by いんぷうしゃあ at 13:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 言語基礎論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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